「家づくりはどこから考えればいい?」

理想住まい実現するために
大切にしたい3つのこと

「3回建てないと理想の家にはならない」という話を
聞かれたことはないだろうか?
確かに、初めての家づくりではわからないことも多い。
しかし、金銭的に考えても時間的に考えても
「初めて建てる家=理想の住まい」にしたい。
そのためにはどうしたらいいのか?
長年、自衛官の人生設計に深く携わってきた
ファイナンシャルプランナー・永田和子さんに
「資金」「情報」「人」の側面から
理想の住まいづくりをアドバイスしていただいた。

ファイナンシャルプランナー
永田 和子さん
福岡出身。 生命保険会社を経てファイナンシャルプランナーに。マイカーの一部を迷彩デザインにするほどの迷彩好き。 信条は「自衛官にしあわせな人生を!!」

 自衛官の方々に保険の話などを説明してきた永田さん。話をしている中で感じることがあるという。「自衛官のみなさんはとにかく真面目で純粋です。誰かに勧められると納得してしまうし、すぐに決めてしまう方が多いようです。しかし、お金にまつわることに関してはもう少し比較・検討して計画性を持ったほうがいいかもしれません。私が家づくりのお話しをするようになったのは、連隊長から「隊員の家づくりについてアドバイスをしてもらえないだろうか』と相談されたことがきっかけでした」。

1.資金

「家を買う時は100万単位で話が進むので、金銭感覚がマヒしがちです。本当に必要なものを見極めないといけないですね。
そして、建てた後に家にかかる経費はもちろんですが、お子さんの進路の問題など将来的に必要なお金と支払いについて考えておく必要があります。漠然と退職金をあてにしている方も多いですが、退職した後をどうするのか具体的に考えておきましょう。
 無理のない資金計画は家づくりにおいて不可欠です。見通しが甘くてせっかくのマイホームを手放すようなことになっては意味がありません。余裕をもって過ごせる家であることが、一番大切なことだと思うのです」。

2.情報

「住宅の設備や機能については日進月歩。固定資産税、ローン控除の時期など、住宅をとりまく情勢は日々変わっていくもの。
無駄なく賢く家を建てるために勉強して情報を知ることも大事です。勉強がおいつかないなら、詳しい人と一緒に考えるといいですね。
それから、住宅ローンにおいて固定金利を選択しても、途中で変動金利に変更したほうが有利になる場合もあったりします。
 家を建てた後もアンテナは張っておいたほうがいいですね」。

3.人

 「ハウスメーカー選びをする時に、『最低でも5社はまわってみてください』 とお伝えしています。その会社がつくる家の雰囲気はもちろん、担当者との相性は行ってみて肌で感じないとわかりません。
信頼関係が実はもっとも重要な部分なのです。私も心がけていますが、様々なことに対してメリットとデメリットを言ってくださる人がいいですね。
初めてモデルハウスなどに行く時は、何を尋ねればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか」。

《タイユー編集部》では永田さんとと一緒に『家づくり塾』を行なっています!